知っておきたいアメリカ生活の常識!日本の常識はアメリカの非常識?(運転編)

海外生活

アメリカ生活4年目に突入する私が思う、事前に知っておきたかった常識をいくつか実体験をまじえながら紹介します。今回は運転編。

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覚えておきたいアメリカでの運転の常識10選

アメリカでは場所によりますが、都市部を覗き、車の運転はほぼ必須。広大な土地の隅々まで電車や公共交通機関が便利に行き渡っているなんてことはありません。

よって快適な運転をすることは、生活の質や幅を上げることに直結します。しかし日本とアメリカでは法律も文化も異なるため、もちろん運転の常識も異なります。以下は、私がアメリカ生活でカルチャーショックを感じたアメリカの常識を紹介します。

州によって交通ルールが変わる

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アメリカでは、州によって法律が異なるため、交通ルールも変わります。日本では全国一律の道路交通法があるので、少し不思議に感じるかもしれませんが、アメリカでは州ごとに罰則や細かいルールが異なったりするため、注意が必要です。基本的には似ているため、よほどマナーを守って運転している限り大丈夫かと思いますが、アメリカで運転を始める際は、頭に入れておいてください。

定期的な車検がない

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日本のような定期的に何万円も払って、隅々までチェックする車検のようなものはありません。代わりに排ガス点検などの車両状態を簡単に調べるチェックがあります。これも州により規定やチェック項目が異なるのですが、大体$60-70(7000円程度)ですぐに終わります。

これだけ聞くと、お得だと思う方もいるかもしれませんが、アメリカではよくハイウェイの路肩で止まって立ち往生している車を頻繁に見かけます。感覚的にはハイウェイを30分走っていたら1回は見かけるくらいでしょうか?

簡単なチェックのみなので、自己責任で車のメンテや状態を管理しなくてはいけないため、何かあった時が怖いですよね。。

免許取得の方法が簡単

免許の取得は、日本と比べて簡単だと思います。こちらも州によって異なりますが、筆記テストと実技試験があるところがほとんどです。とは言っても筆記試験もとても簡単なもので、ほとんどの人が数時間勉強すれば、通過できてしまうレベル。また実技テストも日本のように細かくも厳しくもなく、基本的な運転がある程度できて、交通ルールを守って運転できていればOK。駐在などでこちらに来られた家族の方も大体少し勉強したら、そのまま試験場にテストに行き、免許を取得する方も多いです。(日本の料金の高い教習所はなんなのか?と疑問に思ったことも)

しかし一方で目につくのが、交通ルールやマナー違反。これは場所によるのかもしれませんが、日本よりも荒い運転が目立つ気がします。多国籍文化なので、様々な国の常識や文化を持った方々が運転しており、しょうがないことなのかもしれませんが、安全という点では、日本の厳しい試験や教習所も必要なのかもしれません。

線路の前で一時停止はダメ

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線路の前で、一時停止をしなくて良いです。逆に一時停止すると、後ろから追突される可能性があるので大変危険です。日本とは真逆なので、びっくりしますよね。私も過去に線路前で一時停止しようとして、同乗していたアメリカ人に注意されたことがあります。

私の住んでいる地域はあまり線路がなく、機会も少ないため、今でも線路の上を一時停止なしで通るときは、なんだか悪いことをしているような気分になります。笑

赤信号でも右折はOK

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赤信号では一旦停止、車が来ないことを安全確認の上、右折はOKです。細かいルールは州によって異なりますが、赤信号での右折禁止のサインがない限り、ほとんどの場所で赤信号でも右折が可能です。

今でこそ慣れましたが、初めてきた当初や警察が反対車線にいるときなど、本当に右折しても良いのか?ドキドキでした。。(行かないと後ろからクラクション鳴らされるし、、、)

スクールバス追い越し厳禁

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アメリカでよく見かける黄色スクールバス。子供たちを降ろすときに、写真にもあるSTOPサインがぴょこっと出るのですが、この時は要注意。これが出たらたとえ急いでいても追い越してはいけません。追い越した場合は、罰せられます。子供の安全を最優先に考える思いやりのあるアメリカらしいルールですね。これは日本でも見習ってほしいです。

時間帯によって、速度制限が変わる

Connecticut School Zone Law | Carter Mario Law Firm

時間帯によって、速度制限が変わる道路があります。その代表的なものがスクールゾーン。学校などの近辺で、子供が活動する時間帯などは、その区間の速度制限が15-25マイル(約24-40km/h)になったりします。これが結構小さいサインで書いてあったりするので、知らないと見落としがちなので要注意。

友人はスクールゾーンに突入したことに気がつかず、通常の速度制限の40マイルで走っていたら、警察に捕まり20マイルオーバー(32km/h)のチケットを切られることに。。皆さんも気をつけましょう。

相乗り推奨、プールレーン

Sign Attention Hov - Free vector graphic on Pixabay

ハイウェイ(高速道路)を走っていると一番左のレーンにプールレーンと呼ばれるもの目にするかもしれません。こちらは、交通量を少なくするために、相乗り推奨で、複数人で乗っていときのみ、利用して良い特別レーンととなっています。アメリカの車社会の弊害として、カリフォルニアの渋滞問題などは世界的にも有名です。どの程度効果があるのかわかりませんが、こうした取り組みも面白いですよね。

ちなみに知らないで、空いているからラッキーと一人でプールレーンを走っていると、設置してあるカメラで証拠を取られ、後々罰金なんてことになるので要注意。(嘘かほんとか助手席に人形を乗せて偽装している人もいるなんて話も聞いたことがあります笑)

トールロードで、知らないうちに罰金も

Paying Off Texas Toll Roads Could Top $30 Billion | The Texas Tribune

アメリカのハイウェイは、基本無料なところが多いのですが、有料な道路もあります。また日本のようにわかりやすい料金所みたいなものがなく、なんかちらっと上に見たけど、誰にも何も止められなかったので、そのまま通過して走っていたら、後日数万円の罰金の通知書が届くなんてことも。。私の過去の上司も出張でこちらにきた際にレンタカーで知らず知らずのうちにトールレーンに入ってしまい、日本に帰ってからレンタカー会社経由で支払通知をもらうなんてこともありました。

もしトールレーンに、間違えて入ってしまった場合でも、そのすぐ後であれば、オンラインなどで申告をして通常料金の支払いで済ませることができる場合があるようです。

先着順の一時停止十字路

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信号がない十字路でよく見るのが、ALL WAY STOPと呼ばれる一時停止十字路。こちらは交差点についたら一旦停止。先着順に交差点についた順から発信して良いというものです。

自分の番なのに、いつ動いて良いかわからず、他の車に譲ったりしていると、譲られた側もあなたが動くまで動けなかったりするので、注意しましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?最初に書いた通り、細かいルールは州ごとに異なるので、旅行などの際は、その州の事情などを最低限調べておきましょう。

アメリカは総じて、道は広く、直線が多いので、日本より走りやすく気持ちのいいドライブが楽しめるかと思います。

現地の交通ルールとマナーをきちんと守り安全快適なドライブを楽しんでください!

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