世界最大の家電見本市であるCES。今年はコロナの影響で、オンライン開催。参加の仕方や料金、概要などを紹介。
Index:
- CESとは?
- 参加するには?費用は?
- トレンド、見所は?
1:CESとは?
世界一の家電製品見本市。その扱う範囲は単なる家電にとどまらずに幅広く、AI、PC、ロボティクス、自動運転、ドローン、医療など年に一度世界中から最新のテクノロジーが集まる。
毎年1月の中旬に、米国、ラスベガスで開催されている。期間は約1週間ほど。2021年は以下の通り。
1月11日 — Exclusive media-only access (プレス記者限定)
1月12&13日 — Exhibitor showcase and conference programming(展示ショーケース&講演会プログラム)
1月14日 — Conference programming(講演会プログラム)
また扱う分野は以下の通り。
5G and Internet of Things (IoT)
5G通信&IoT。携帯電話のみならず、スマートシティや遠隔医療など、さまざまな領域に大きな影響を及ぼす。
Advertising, Entertainment & Content
デジタル広告やマーケティングオートメーション及び、エンタメコンテンツ、ハードなどの最新情報。
Automotive
自動運転、またそれに付随するサービス(自動運転タクシーなど)や電気自動車など、近年躍進著しいエリア。
Blockchain
仮想通貨をはじめとしたブロックチェーンを用いたサービス、次世代セキュリティなど未来を紡ぐテクノロジー。
Health & Wellness
予防医療が重要視されるなら、遺伝子別の最適予防治療や、デジタルでの体調管理など。ヘルステックの躍進は近年著しいものがある。
Home & Family
家電やIoTを活用したホームセキュリティなど。8K薄型ディスプレイ、ホームセキュリティなど、未来の生活を垣間見ることができる。
Immersive Entertainment
ARやVR、ゲームの最新情報。XR系の進歩と普及をリードする最新技術を見ることができる。
Product Design & Manufacturing
工業用機械やデジタル活発の効率化など、ギークな技術が集結。
Robotics & Machine Intelligence
ロボティクスやドローンなどの進化著しい領域。AIの進化と伴い、その進化のスピードは加速する。
Sports
ウェラブルデバイスなど、多くのテクノロジーが集結。予防医療の分野にも大きく貢献。
Startups
次のグローバルスタンダードとなる、アイデアやビジネス、技術の宝庫。日本企業からも出展あり。
2:参加するには?費用は?
事前登録が必須。以下の公式サイトから登録することが可能。
費用は、参加者によって変わるが、2020年12月20日時点は、以下となる。
参加登録:こちらのCES公式サイトの中段 “REGISTER NOW”から案内に従って登録。
費用:参加者や登録タイミングにて異なる。以下公式サイトから抜粋。タイミングが早い方が安く済む。
出典:CES公式
3:トレンド、見所は?
昨年も、SONYが発表した自動車、サムスンのAI、トヨタのつながる街など、見所満載のCES。既にいくつかのプログラムやプレゼンターが発表されているが、個人的には、
AI、ビックデータ、ロボティクス、自動運転、電気自動車、XR、ヘルステック
の分野に注目している。
特に自動車領域の進化(自動運転、電気自動車)は、現実のものとなるべく各国がインフラを含めてものすごいスピードで進めており、それを支える産業やテクノロジー、サービスの開発もそれに追随する形で、発展を見せている。自動車が総合産業と呼ばれるように、今後とも産業、経済に大きな影響を与えるのは間違いない。
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