CARVANA｜クルマのオンライン販売と自動販売機？！

ついにクルマも自動販売機で発売される時代到来？アメリカで話題のCARVANAを紹介。

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CARVANAとは米国で展開されている自動車のオンライン特化型中古車販売サービスである。下取りから購入まで、オンラインで決済し、実際の店舗も自動販売機のようになっている。セールスマンが入ることなく、下取りから販売まで行うことで人件費を削減し、より安い価格で提供ができるというコンセプトだ。

サービス内容は主に以下。

事業内容自体は、通常の中古車ビジネスと大きく変わらないが、そのやり方が異なる。まずは査定買取から見ていく。

ナンバープレートもしくは、VIN（Vehicle Identification Number)を入力。その後、自動で自分のクルマが表示されるので、詳細の色などを入力していく。質問項目はとてもシンプルで２分ほどで入力可能。

その後、査定額がOfferされるので、OKの場合は、クルマを自宅まで、引き取りに来てくれる。おそらく、その後きちんと再度詳細確認をしたのち、金額が振り込まれるもしくは、新車購入から差し引かれるという流れ。

次は、購入について。同じくWebサイトから検索をかけることができる。

ここで特徴的なのが、実際のクルマを360°ビュー写真（ここで使われている360°ビュー撮影テクノロジーはCARVANAの特許）で確認でき、傷などがある場合、その箇所にアラートと実際の写真がついている。

その他、もちろん従来の中古車販売サイトにあるような、内装写真や詳細スペックなども、見やすく表示されている。

検索した欲しいクルマを選ぶと、アカウント登録へと進む。

アカウント登録後は、ローンなどを含めたファイナンス審査、相談などもオンラインで行い、決済完了。

購入後、納車は２パターンで自動販売機か配達の２択である。配達のほうが楽だが、個人的には、ぜひ一度は自動販売機が動いているところを見てみたい。

購入後は、購入から100日間もしくは、走行距離4,189 miles(約6702km)まで（2020年12月25日現在時点）は無料のワランティ（保証）あり。

また購入から７日間であれば、返金サービスも対応。

このように中古車自動車販売に新しいアプローチに対して、市場の反応はどうか？CARVANA公式サイトのニュースリリース（2020年10月29日発行）によると、順調に市場を広げているようだ。

2020年年間販売台数　 64,414台　（昨年比 39%増）

売上　$1.544 Billion　（昨年比41% 増）

粗利　$261.3 Million　（昨年比90%増）

顧客からの直接下取り率　（昨年比128%増）

新型コロナウイルスの感染リスクが懸念される中、最初から最後までオンラインで完結する販売方法は、時代にマッチしたやり方だと言える。かつ人件費を大幅に削減する事による経費削減も大きなメリットである。

一度は落ち込んだ米国自動車販売も徐々に回復を見せ、一時期盛り上がりを見せたカーシェアリングよりも、再度マイカーの必要性が高まっていくことが予想される中、更なる躍進が期待される。